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HP事始め「心―こころ―橋本健午のページ」について

HP事始め (その2)

5、主な「トピックス」その2(04・01〜05・12)

*2004/01/06…「梶山季之」に、文庫本の解説として、まず〈1〉「かんぷらちんき」(徳間書店)/ 〈2〉「ニッポン一匹狼」(角川書店)/〈3〉「美男奴隷」(光文社)を掲載します。/「出版倫理・青少年問題」欄の、「有害図書と青少年問題 ―大人のオモチャだった"青少年"―」に付随するものとして、 次の3件を掲出しました。 〔資料1〕戦後の"悪書・有害図書"について 〔資料2〕規制と追放運動、そして出版界の対応など 〔資料3〕出版界の倫理綱領など

*2004/01/21…「梶山季之」に、文庫本の解説として、〈4〉「青い旋律」(集英社)/〈5〉「彫辰捕物帖 四」(徳間書店)/〈6〉「男を飼う」(集英社)/〈7〉「人生だあッ」(集英社)を掲載します。/「プロフィール」欄に、「ある風景「女からの電話」」を掲出しました。これが"青春"なんだよねと、友人に言われました。

*2004/02/04…「梶山季之」に、「梶山季之◆"故郷"朝鮮への熱き想い」を掲出しました。 これは、『韓国・朝鮮と向き合った36人の日本人』(明石書店2002・04)に収録されたものです。/小話「ケリがつく?!」イラクの"大量破壊兵器"の有無に関し、英国では情報操作疑惑「45分説」で、 情報源とされるケリー博士は自殺し、BBCは報道の信頼性を損ね、トップ2人が辞任した。 一方、米国の民主党の大統領予備選では、早くもケリー上院議員が優位だとか。

*2004/02/18…梶山関係に、拙稿「梶山作品とユダヤ問題」を掲出しました。これは、梶山美那江編『積乱雲―梶山季之 その軌跡と周辺―』(季節社1998・02)に収録されたものです。もう一つ、梶山の人物像を現すものとして、「マジメ人間」を再録し、関連して「徹底してやれ!」も掲出しました。
/《ひと言》2月3日、文化審議会は、子どもの日本語力に関し、第一歩は家庭でのコミュニケーションにあるとし、テレビを消す時間を作ることを促し、ついで6日、日本小児科学会は、子どもの心身の発達に悪影響を及ぼすとして、2歳までのテレビ、ビデオの接触を控え、それ以降も一日2時間までを目安にと提言した。/何をいまさらと思うのは、子どもの親やその親の世代が、テレビなしには一日も過ごせない"生活習慣病"を治さない限り、どうにもならないからである。

*2004/03/03…大学浪人中、何をしていたのかと問われそうですが、19歳2か月のときに書いた創作「生きるべく道へ」は、 今でいうモラトリアム状況の産物かと思います。また、中学時代から夏目漱石に影響されていた反面、頭でっかちで中途半端な高校生活最後の年を引きずっていたともいえます。ご笑覧ください。

*2004/03/31…当「梶山季之資料館」では、2005年5月の梶山季之(1930−1975)没後30年に向けて、この5月11日より故人に関わる各種リストの掲示を開始すべく、着々と準備を進めております。/作家として、また一人の日本人としての故人の再評価と、その作品群の中から"傑作・問題作30選"の刊行を促す参考になればと念願する次第であります。/今年の「エイプリル・フール」には何かあるのかなあ、わがHPよ。/「懲りずにコラム」(3月下旬号)を6本追加しました。年度末、「さあ、クリアランス・セール!!(明日からも、消費税は取らないよ)」編

*2004/04/14…《予告》5月11日より展示を開始する「梶山季之資料館」の主な展示資料(目録)は別掲の通りです。ご期待ください。/「戰線文庫」も忘れてはおりません。「「戰線文庫」と「陣中倶楽部」」を掲出しました。ここには、海軍対陸軍という図式もありますが、"戦争"のもたらすものは…を考えさせてくれる"歴史"のあぶり出しです。

*2004/04/28…「『梶山季之』と私」に、昨年秋、若者向け本の情報誌『ダ・ヴィンチ』編集部から、梶山季之に関し協力およびインタビューの要請がありました。その記事について同誌の了解を得て、「前説」と梶山季之に関連する部分を転載します(2003年11月号、特集1「ここまでやらなきゃ作家にあらず!? プロであり続けた流行作家の創作伝説」)。

*2004/05/11…《謹告》5月11日。29年前の今日(昭和50年、1975)、わが師梶山季之は異郷ホンコンで45年の生涯を閉じました。その経緯は拙稿「ドキュメント 梶山季之の死」で報告しておりますが、来年の没後30年に向けて、これから1年間、当HP「電子版 梶山季之資料館」で"梶山季之フェア"を展開する予定です。本日は、
  1.開館について(ごあいさつ)
  2.「"主亡きその瞬間"」〈写真〉
  3.〈展示内容・詳細版〉その1(書籍編)
という内容です。/そのうち2は、その朝、ホンコンにいる美那江夫人から梶山が亡くなったとの知らせを受けた直後、私はとっさに"留守宅のその瞬間"を記録すべきと思い撮影した写真で、今回初めて公開するものです。また順次、さまざまな形で作品リストを公開しますが、梶山には色紙や絵画など"原稿"以外の執筆活動もあり、それらもお目にかける予定です。ご期待ください。/なお、次回は「梶山季之資料館〈展示内容〉その2 作品編(ルポルタージュ・小説・エッセイ等)」をお送りします(5月26日予定)。

*2004/05/26…本日は、「電子版 梶山季之資料館」に、梶山季之資料館〈展示内容・詳細版〉その2を掲出しました。/なお、次回(6月9日予定)は、「梶山季之資料館〈展示内容〉その3」および(書籍編)のイ、出版社別リストと ウ、文庫本リストをお送りします。/「著作など」欄にある「むかし書いたもの」の、「北海道新聞・日曜版〔ほん〕欄「目・耳・口」連載コラム」に、"幻の第14回分「こどもの時代」"を追加しました。

*2004/06/09…本日は、「電子版 梶山季之資料館」に、目次その3を掲出しました。とりあえず、第1次の作業を行うことができました。これからも、見やすいリストの作成を目指します。ご期待ください。

*2004/06/23…「戰線文庫」に、「戦争と漫画・漫画家たち」を掲出しました。当時の、唯一の"生き証人"だった杉浦幸雄さんが、つい先日亡くなりました(92歳)。本稿はほぼ1年前、杉浦さんにインタビューしたものを中心に構成しております。

*2004/07/07…「電子版 梶山季之資料館」に、「〔I〕著作に関して」の「3)ラジオ・テレビ…シナリオ執筆(原作を含む)」と、「〔II〕作家活動に付随して」の「5)ラジオ/テレビ/映画…出演(自作品を含む)」を掲出しました。/梶山季之の14年余の作家活動は"短い"ともいえますが、その膨大な作品や掲載雑誌その他を、この資料館で、さまざまに分類しリスト化ができるのは、梶山夫人の永年にわたる資料保存とその整理作業のおかげであります。/すなわち、1998年2月発行の梶山美那江氏編『積乱雲 梶山季之―その軌跡と周辺』に収録された「梶山季之 仕事の年譜・年譜の行間」および「梶山季之刊行作品全リスト」のことです。/しかし、未整理の資料があるため、いまも梶山のかつての関係者が加わり、没後30年(来年5月)に向けての作業が続けられております。私はその仕事の邪魔にならないよう、ときどき資料(現物)を利用させていただいている次第であります。当リスト完成まで時間はかかりますが、ご了承ください。/「著作など」に、「吉川初代校長の訓示の意図」を掲出しました。この春、母校の同窓会誌から自由テーマでの依頼に、ためらうことなく執筆したものです。

*2004/08/04…先月27日発売の「法律時報」8月号、「特集 青少年保護と表現の自由」に関し、座談会「青少年法案をどう見るか」に参加しました。法律の専門家が多いなか、私は主に02年11月刊の拙著『有害図書と青少年問題』(明石書店)で検証した"大人のオモチャだった青少年"という問題点を強調しました。ご一読いただければ幸いに存じます(日本評論社、1400円)。/「出版倫理・青少年問題」に、この春に執筆した「『始めに規制ありき』か?/不健全図書『包装義務化』条例に異議 /インターネットは放置 出版規制は弱いものいじめ?」(「新文化」04年2月12日号)を掲出します。これは、上記に関連しますが、東京都の青少年条例改正に疑問を呈したものです。/「電子版 梶山季之資料館」に、「〔II〕作家活動に付随して」の、「(3)話す…対談・鼎談・座談会」を掲出しました。/「懲りずにコラム」に仮住まいの、「ミニ自分史」(2)として、「縁談」を書きました。

*2004/08/18…アテネ五輪もまもなく半ばを迎えます。遠い国で暑いようですが、柔道、水泳、男子体操など金メダルラッシュでめでたい反面、男子サッカーは19歳の筑波大生に、「36年ぶりのメダルを取ります」と言わせても予選リーグで敗退しました。一方、キューバにも勝った野球はナガシマ監督が背番号の「3」を書いたという日の丸を後生大事に持っていきましたが、 そのココロは「わしゃ行かんのだから、どうでもいい?!」、つまりは、3位(銅)でもいい、ということにならないように!? /「電子版 梶山季之資料館」に、「〔I〕著作に関して」の、「(1)書籍編(ウ)文庫本」を掲出しました。/「プロフィール」欄の、「大学時代+αの映画・音楽・美術鑑賞、散策など」について、大幅な追加および修正を行った詳細版をお送りします。

*2004/09/01…今回、「電子版 梶山季之資料館」への追加はお休みです。次回をお楽しみに。/アテネ五輪が終わったばかりですが、40年前の東京オリンピックのとき、大学3年の私は東京を脱出し、北海道旅行を試みておりました。「著作など」欄に、「個人的な北海道文化論−道南地方旅行記−」(写真は後日に)を掲出します。

*2004/09/15…「電子版 梶山季之資料館」に、「〔I〕著作に関して」の、「(2−1)自作が収録されたもの(アンソロジー)」と 「(2−2)自作(小説)が収録されたもの(アンソロジー)作品別」を掲出しました。/「ミニ自分史」を「懲りずにコラム」から独立させました。それを"記念"して、一挙に(5)〜(7)「田無学生寮」その1〜3をお送りします。今後ともどうぞよろしく。

*2004/09/29…「電子版 梶山季之資料館」に、「〔I〕著作に関して」の、「1)書籍編 イ、出版社別」(510点)を掲出しました。

*2004/10/13…前回、9月下旬号を用意したのですが、ADSLの不具合らしく、掲出することができず、失礼しました。ADSLは電話回線などの"ノイズ"に弱いそうで、今その原因を調べているところです。ともあれ、初めての事故?! に遭い、悲しいトピックスとなりました。/「電子版 梶山季之資料館」に、「〔U〕作家活動に付随して」の、「2)答える・すすめる・PRする」を掲出しました。/「ミニ自分史」(10)として「わがヰタ・セクスアリス」(1961・9・30記す)をお送りします。

*2004/10/27…1、自然災害は本当に困ります。クマも被害者だそうです。相次ぐ台風の襲来は、日本が"狙われている"印象を受けます。豊岡市では、市内全域で水浸しとなり、観光旅行中の市民もバスの屋根で一夜を過ごす有様。 新潟地方では、40年前のものより大きな地震に何度も見舞われ、陸の孤島もいくつかあるようです。台風による高波や土砂崩れ、河川の決壊などの被害は想像を超え、市街地などの家屋の床上浸水は想像を超える大災害!! 「日本"劣等"改造論」のツケが回ってきたのではないでしょうか。/2、イチローの年間安打262本は84年ぶりの快挙だと喜ぶ20前後の女性に、「隣の女将さんは、82年も生きているよ」というと、さらにビックリしていました。
/3、もひとつ、大リーグ関係。松井のヤンキースが、3連勝のあと4連敗してリーグ優勝を逃したのは、私が柄にもなく、ヤンキース観戦の友人にもらった"NY"ロゴマーク入りのネクタイをしていたから、ではないようです。/4、イラクでの日本青年(24)の拘束で、またぞろ"自己責任"論が出そうだが、台風に地震で飛び回る、小泉首相は自衛隊の撤退を拒否したが、今回は止むを得ないというところでしょうか。
/「電子版 梶山季之資料館」に、「〔U〕作家活動に付随して」の、1)」ウ―(1)「撮られる―グラビア」、 ウ―(2)「撮られる―写真集」を掲出しました。

*2004/11/10…神の手ならぬ"仏の手"が再選されて喜ぶわが宰相コイズミ、どのような国益に適うのか説明してほしいものだ。「華氏911」の、マイケル(負ける)・ムーアはその名のとおりになってしまった?!(悲しいのは、私が自らの言説を裏切って、再選を予測していたことだ! ⇒本日の「懲りずにコラム」参照のほどを)/「ミニ自分史」(12)として「見合い」をお送りします。/なお、本日はアンチウイルスソフトの更新などにより、「電子版 梶山季之資料館」の作業は、お休みです。 年末年始にかけて、書籍編や作品編などの大きなものを掲出する予定です。しばらくお待ちください。

*2004/11/24…「電子版 梶山季之資料館」は、「1)書籍編(単行本・新書/文庫/選集・シリーズ/アンソロジーなど)」 の「ア、刊行順〈選集・シリーズを含む〉」を掲出しました。

*2004/12/08…「電子版 梶山季之資料館」では、「(T)著作に関して」のおわりの 「4)原作の2次使用(テレビ/映画/ラジオ)」と、「5)そして劇画化」を掲出しました。/「出版倫理・青少年問題」に、「49 "有害図書"の指定」および「50 出版物のワイセツ裁判」を掲出しました。これは、日本出版学会編『白書 出版産業―データとチャートで読む日本の出版―』2004・05に収録されたものです。

*2004/12/22…このたび、梶山の初期の作品『赤いダイヤ』(上下)が、「パンローリング」社より出版されました。1962,63(昭和37,38)年の集英社版以来、文庫を含め6度目の刊行です。解説は私が担当しました。また、1月下旬には同社より『見切り千両』も出される予定です。"梶山季之没後30年"企画に向けて、少し動きが出てきたようです。/「電子版 梶山季之資料館」は、だいぶ分量が増えましたので、より見やすくするために近々メンテナンスを行ないます。来年もよろしくお願いいたします。
/今年最後? の「懲りずにコラム」(12月下旬号)として、「中国が、キライな理由」「コイズミの"論理"」「まぼろしの記者会見1」「まぼろしの記者会見2」「だから、道徳教育なのか」の5本を執筆しました。/懲りずに、お付き合いいただき、ありがとうございました。4年目に入る来年は「飽きずにエッセイ」の予定です。 皆々さま どうぞ、よいお年を!

*2005/01/12…明けましておめでとうございます、と今年こそ諸手を挙げて言えるような年でありたいと願っております(元旦に記す)。/正月返上で最後の仕上げをしていたのが、『発禁・わいせつ・知る権利と規制の変遷』(仮題)という年表形式の"単行本"で、うまく行けば、この4月に発刊の予定です。明治元年(1868)前後から平成16年(2004)まで概観したものです。ご期待ください。
/「電子版 梶山季之資料館」は、だいぶ分量が増えましたので、より見やすくするためにメンテナンスを行ないました。今年もよろしくお願いいたします。/いよいよ4年目、今度は『飽きずにエッセイ』のスタートです。1月上旬号として、「珍しい年明け」「節目の年いろいろ」「流行、いまも昔も」の3本を執筆しました。

*2005/01/19…「電子版 梶山季之資料館」は、「エ、アンソロジーと再録」の(1)自作品によるものと、 「オ、選集・シリーズ等のあとがき・解説ほか(抜粋)」を掲出しました。

*2005/02/02…「電子版 梶山季之資料館」では、T〕著作に関して2)作品編(小説・ルポルタージュ・エッセイ等)の詳細版を、本日より3回に分けてお送りする予定です。どの雑誌にどんな作品が発表されたか、というリストの掲出です。

*2005/02/16…「電子版 梶山季之資料館」では、T〕著作に関して2)作品編(小説・ルポルタージュ・エッセイ等) …どの雑誌にどんな作品が発表されたか、の2回目です。

*2005/03/09…「電子版 梶山季之資料館」では、T〕著作に関して2)作品編(小説・ルポルタージュ・エッセイ等)…「イ、新聞社別掲載雑誌(新聞・書籍を含む)」 および「ウ、出版社・新聞社以外の雑誌その他」の掲出です。

*2005/03/30…このたび、出版メディアパルより『発禁・わいせつ・知る権利と規制の変遷―出版年表―』(A5判152ページ/1575円)を刊行しました。 内容については「著作など」の「著作等」欄をごらん下さい。/久しぶりに、『戰線文庫』研究「ウ)その他」欄に、"予告"として「謹告 幻の海軍慰問雑誌『戰線文庫』―戦後60年特別企画―いま伝えたい、戦中の記録!」を掲出しました。 今年6月下旬、日本出版社から刊行予定です。
/今後、「電子版 梶山季之資料館」では、メンテナンスを行なったあと、5月から「没後30年」(1975年〜2004年)間の"生きている梶山季之"に関する事項の掲出を予定しております。 どんな30年間だったか、ご期待ください。

*2005/04/13…今後、「電子版 梶山季之資料館」では、この5月11日に向け、梶山季之の写真など、新たな掲載物などの準備をしております。「没後30年」(1975年〜2004年)間の"生きている梶山季之"に、ご期待ください。

*2005/04/27…『戰線文庫』復刻版の刊行に関し、本日(4・27)の日本経済新聞「文化」欄に拙稿 「歴史に埋もれた『戰線文庫』◇戦時中に発行された旧海軍の月刊誌を研究◇」が掲載されました。 まだ研究なかばというところですが、60数年前の日本の"ある現実"を知り、お伝えするためにも、もう少し努力を重ねる次第です。 ご意見やご助言をいただければ幸いに存じます。

*2005/05/11…「電子版 梶山季之資料館」は、本日(5月11日)、梶山季之没後30年を迎えました。「資料館」の「ごあいさつ」を改め、お約束どおり「没後30年」(1975年〜2004年)間の"生きている梶山季之"シリーズを、本日より5回に分けてお送りする予定です。/なお、ハワイ大学図書館「梶山文庫」より、当「資料館」に相互リンクの申し入れがあり、快くお受けしております。(http://www.hawaii.edu/asiaref/japan/special/kajiyama/kajiyama.htm) 同文庫で、没後2年に美那江夫人が寄贈した、朝鮮・移民・原爆関係はじめ歴史や性風俗などの蔵書だけでなく、"梶山季之"とその著作に関心が集まっていることを、関係者の一人としてうれしく思います。/当「資料館」も、さらなる充実を目指し努力を重ねる次第です。引きつづき、よろしくご支援のほどお願いする次第です。

*2005/05/25…「電子版 梶山季之資料館」…前回掲出の「没後30年」―その"死"について(新聞・雑誌の報道など)―に関し、ハワイ大学図書館「梶山文庫」から、「これからも梶山氏の業績を広めてください」とのメールほか、何人もの方から「すごいですねえ」、「早く先を見たい」などの感想をいただきました。本日は"生きている梶山季之"2回目として、「昭和50年〜51年」分をお送りします。不肖の弟子としては、少しでも供養になればと念ずる次第です。

*2005/06/08…『戰線文庫』復刻版は、日本出版社より今月下旬に発行の予定です。 参考までに、「『戰線文庫』研究」に、本年4月27日の日本経済新聞「文化」欄に掲載された拙稿「歴史に埋もれた『戰線文庫』◇戦時中に発行された旧海軍の月刊誌を研究◇」を掲出しました。/「電子版 梶山季之資料館」…"生きている梶山季之"3回目として、「没後30年」1975(昭和50)年−1984(昭和59)年のうち、「昭和52年〜59年」をお送りします。

*2005/06/22…『戰線文庫』復刻版は、いよいよ今月下旬に発売です。/「電子版 梶山季之資料館」…"生きている梶山季之"4回目として、「没後30年」1985(昭和60)年−1994(平成06)年をお送りします。

*2005/07/06…『戰線文庫』復刻版は、6月29日(首都圏標準)に発売されました。これに関連して、先の日経(4月27日、文化欄・執筆)のほか、読売(6月27日夕刊・文化欄「手帳」に「幻の海軍慰問雑誌『戰線文庫』復刻/小説、漫画……リアルな風俗」)、毎日(7月1日夕刊・文化欄「幻の『戰線文庫』(1938〜1945)復刻/「従軍」の全容明らかに」)、そしてFM東京(6月28日午前11時55分ごろ、矢崎社長が電話により登場)などで紹介されました。 /「電子版 梶山季之資料館」…"生きている梶山季之"の最終回として、「没後30年」…1995(平成07)年−2004(平成16)年をお送りします。これにより、「梶山季之資料館」設立という所期の目的をひとまず達成することができました。とはいえ、まだ十分とはいえず、より充実させるよう引きつづき努力を重ねる所存です。今後とも、ときどきお寄りいただければ幸いに存じます。

*2005/07/20…『戰線文庫』復刻版について、少しずつ反響があると聞き、関係者の一人として、うれしく思います。次回には詳しくお伝えできるかと思います。

*2005/08/03…『戰線文庫』復刻版について、新聞(日経4・27執筆、読売6・27コメント、毎日7・1コメント、朝日7・21コメント)で取り上げられ、7・21発売の週刊新潮(7・28号)でも取材を受けました。ラジオでは昨日2日、FM東京の朝の"電話インタビュー"で、少しお話しました(詳細は次回に掲載予定)。なお、来週10日発売の月刊誌には拙稿が掲載される予定です。 いろんなメディアに取り上げられ、皆さまに関心を持っていただければと思っております。
/4月発売の拙著「発禁・わいせつ・知る権利と規制の変遷―出版年表―」(出版メディアパル)は"年表"にもかかわらず、少しずつ売れているようで、うれしく思います。そして、先月末には、なんとアメリカの議会図書館と2大学(アイオア、ハーバード)から注文が入ったとのこと、ちょっとオドロキました。そこで、ご参考までに拙稿(「表現の自由」とその限界―『発禁・わいせつ・知る権利と規制の変遷』を出版して―)を掲出しました。
/「電子版 梶山季之資料館」関係…先月末(05・07・30)、祥伝社文庫より梶山季之の時代小説傑作集『辻斬り秘帖』が発刊されました。収録作品は「赤い岡っ引」「辻斬り秘帖」、そして"彫辰捕物帖"より「刺青渡世」「四ツ目屋事件」「旗本屋敷」の、5編です。 没後30年の今年、少しずつ再評価される動きがあり、関係者のひとりとして、ありがたいことと感謝しております。

*2005/08/17…『戰線文庫』復刻版について、これまで新聞4紙と『週刊新潮』(7・28号、8・11.18合併号)で取り上げられ、ついでFM東京"電話インタビュー"のあと、1週間前(8月10日)発売の『文藝春秋』9月号に拙稿「幻の海軍慰問雑誌」が掲載されました(「巻頭随筆」p80〜82)。また、明日の木曜日には、別のFM局の"電話インタビュー"が予定されております。
戦後60年、節目の年の8月は衆院解散による選挙という、"靖国問題"も霞むような政局となりつつあります。こういうときこそ、国民一人ひとりが雰囲気に流されず、戦争とは何かをよく考えなければなりません。

*2005/08/31…『戰線文庫』復刻版について、8月18日午後4時から20分ほど「FMえどがわ」の"インタビュー"を受けました。8月2日に続いて電話で喋るのは2度目ですが、なかなか難しいものです。8月20日には英字新聞Herald朝日に、以前の記事(7月21日付夕刊)が英訳されて載り、 大きなカラー写真に少し反響?がありました。/また、紹介記事は週刊新潮8・11,18合併号の〈福田和也の戦う時評・連載162〉で、「戦後60年に復刻した『海軍雑誌』」が、ついでマンスリーウイル(月刊WILL)05年10月号〈8・26発売〉に、ジャーナリスト矢崎泰久氏の「六十年ぶりに復刻された旧日本海軍慰問雑誌『戰線文庫』の時代」の2編があります。/*追記:しばらくぶりに、若きころの原稿を掲出しました。「プロフィール」欄に、「岡崎小時代(一部)」と、「トップレス・ゴーゴー」の2本です。 ご笑覧ください(05・09・14記)。

*2005/09/14…郵政解散総選挙も、なんだか予想だにせぬ結果で終りました。もちろん投票に行きましたが、今回は事前にある新聞社の電話世論調査を受けました。どうやって私が選ばれたのか、初めての経験で、エッセイ欄に書きましたように、「本当にやっている!!」ことは分かりましたが、鉛筆一本もらえる?訳ではなく、また回答に幅がなく、FMラジオのインタビューのほうが楽でした。/「電子版 梶山季之資料館」について、専用の"トピックス"欄を設けました。今年5月11日からのスタートとし、そのつどニュースをお届けします。ご期待ください。
/『戰線文庫』復刻版について…拙稿2本を掲出します。 日本経済新聞05・04・27「文化」欄の「歴史に埋もれた「戦線文庫」◇戦時中に発行されていた旧海軍の月刊誌を研究◇」と 「文藝春秋」9月号に掲載の拙稿「幻の海軍慰問雑誌」です。とくに、後者への反響については、いずれ掲出する予定です。/「『戰線文庫』研究」欄に…「『戦線文庫』の〈公式〉記録と戦時下の出版界〔05・09修正版〕」を追加しました。03年8月、保阪正康責任編集『昭和史講座』第10号に発表したものに加筆修正しました。

*2005/09/28…先週の土曜日(9・24)、20世紀メディア研究所主催の第26回研究会で「旧海軍省の慰問雑誌『戰線文庫』は、今に何を残したか」というテーマで、1時間ほど『戰線文庫』とその時代、および戦前と酷似しつつある今日の状況などについて発表しました。/『戰線文庫』復刻版について…『戰線文庫』》ウ)その他(復刻版に関して)欄に、「・〔番外〕反響に関して」を掲出しました。上記、研究会でも述べたのですが、"歴史"を原資料に当たらず、"自分の感覚"で解釈することに危険性を感じます。/『戰線文庫』研究に関して…その後判明したことが多く、リスト1〜3にかなりの修正を行い、リスト4を設けました。/〈「梶山季之」と私〉の、〔文庫本+新書版の解説〕欄に『赤いダイヤ』の"解説"を掲出しました。新書版の解説は初めてです。

*2005/10/12…死は必ず訪れる、といいますが、先月末、学生時代の友人が急死し、葬儀に駆けつけました (その顛末は、『飽きずにエッセイ』の「近ごろの、葬儀事情」に)。そして、われも血圧が高くなっているのではと、 慌てて医者に行きました。気にするほどではないといわれ、一安心しましたが、これから寒くなる季節、みなさんお体には十分気をつけましょう。/『戰線文庫』復刻版について…その後、少しずつ小論文を書いております。次々に新しい情報と発見があり、うれしい限りです。

*2005/10/26…一週間ほど前、評論家の故大宅壮一氏夫人、大宅昌さんの"白寿"を祝う会に出席しました。車椅子の上とはいえ、お元気な姿に圧倒されました。さらに、森繁久弥さんはじめ参加者の多くは、70代後半から90代の方たちというのも壮観でした。/一時期、200万部も出ていたという『戰線文庫』については、分からないことばかりです。たとえば、亡兄の海軍兵学校同期の方は、「見たことがない」といわれました。ともあれ、久々に小文「『戰線文庫』等に係わる原稿料に関する一考察」をお届けします。
/1964年といえば、その10月に東京オリンピックが行われました。大学の3年だった私は友人と北海道を旅行し、 帰京後「個人的な北海道文化論―道南地方旅行記―」をまとめました。本稿(抜粋)はかなり前に掲出しましたが、 このたび、当時の写真を添えました。どうぞ、ご笑覧ください。

*2005/11/09…先月末、松籟社(京都)よりわが師梶山季之のデビュー作『黒の試走車』が復刊されました(四六判352ページ、1600円+税)。さっそく、大阪読売新聞(同27日付夕刊文化欄)に「作家・梶山季之 高度成長の足跡残す/没後30年 復刊『黒の試走車』」との特集記事が掲載され、私も少しコメントしております。
/"戦後60年"も、間もなく過ぎようとしておりますが、年末に予定の『戰線文庫』にまつわる講演の案内状が発送されました。題して「旧海軍慰問雑誌から見た戦前の出版事情と いまの日本」、12月7日(水)午後2時から。目下、その準備に追われております。 主催「日本出版クラブ」のHPからも参加の申し込みができます。どうぞよろしくお願いいたします。/『戰線文庫』復刻版に関して…「4月号の比較、『銃後讀物』を中心に」を掲出しました。昭和16年から20年にかけて、"戦況"の変化が伝わってくるものです。

*2005/12/07…あるカルチャーセンター(渋谷)で講師をしておりますが、長年の受講者だった80歳の方が亡くなりました。そのことを、娘さんが「父は楽しみに通っていた」からと、わざわざ担当者まで告げに来られたとのことです。この父娘の情愛の深さを知り、私も"学ばなければ"と心した次第です。
/『戰線文庫』復刻版に関して…大東亜戦争開始の"前日"となる本日午後、都内で講演を行いました。20代の学生から80代前後の方までおられ、教えられることの多い日でした。その前、これに関連して、毎日新聞(11・24)「戦意高揚と娯楽性/旧海軍雑誌 手がかりに 戦前の出版事情講演/新宿/来月7日・日本出版クラブ会館〈聴く〉欄」、ついで東京新聞(12・2)「旧海軍の外地向け慰問誌/『戰線文庫』 引き継ごう/「生活に触れ、戦争考える糸口に」〈TOKYO発〉欄」に紹介されております。 私だけでなく、やはり「戦争は二度とあってはならない」という考えからのようでした。/《ミニ自分史》は前回に続く"父母編"として、(20)「父の手紙―昭和19年9月、次男の戦死に関して―」と、(21)「1996年、母の死(ご報告)」を掲出しました。

*2005/12/21…「梶山季之資料館」…梶山季之に関する最近の動きを「トピックス」や「「W」その後の30年」に、掲出しました。/この20日、東京芸術劇場で新劇を見ました。青年劇場の三浦綾子原作「銃口 教師・北森竜太の青春」は、1941年治安維持法違反容疑で50人の教師が検挙された「北海道綴方教育連盟事件」に材をとったものです。生徒に生活のありのまま書くことを勧めた綴り方教育が左翼的だとされたことにより…云々(原作は小学館刊)。戦後60年を経た今、再び言論弾圧のアラシが押し寄せてこないとも限りません。それは憲兵や特高だけでなく、市民の"密告"がいちばん恐ろしいことを想起すべきです。/なお、この劇団の来年10月第92回講演(10・27〜11・5東京)で、梶山季之の原作『族譜』が上演されるとのことです。
/『戰線文庫』復刻版に関して…今月7日の講演会に来られた30代の方から、感想メールをいただきました。 若い人のなかにも、真面目に"戦争"や"過去"と向き合う方がおられるのを、心強く思いました。/同17日(土)朝日新聞夕刊コラム「窓 論説委員室から」の「復刻された海軍雑誌」で、『戰線文庫』復刻版と、 私が4年前に行った"歴史アンケート"について、五十川倫義氏は「『戰線文庫』の復刻は(近現代史を学ばない)若い世代に送る、貴重な補習授業といえるかも知れない」と論じておられます。/10月以降の、これらの新聞記事を掲出しました。05年はこれでひとまず終りですが、来年は2月末に大阪での"研究発表"が予定されております。『戰線文庫』との取り組みは、まだまだ続きます。


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