講演「日常文章の作り方」

 四半世紀前、四十歳で月給取り生活に入って一年後(1983)、私は生まれて初めての"講演"を行うことになった。
 ペンネーム本橋游(もとはし・ゆう)で、文章に関する本「らくらく文章ゼミナール」を出したのはその年六月である。
 世の中にはさまざまな出会いがあるもので、書店に並ぶ数多くの関係書から拙著を選び出した方から電話をいただき、その機会を得た。
 ここに掲げるのは、何をどう話すかと考えながら、当日の朝までメモしていたものであるが、現実にどのように喋ったか、もはや定かではない。(2008・01・05 橋本健午)




「日常文章の作り方」
    日本損保鑑定士協会 総合研究会(昭和58年10月1日 岡崎ニューグランドホテル9:30〜12:00)

便宜的に、その1

(1)本日のニュース 自己紹介・この本のこと・手紙を書くこと・会議・熊本のこと
(2)身近な例  本日の新聞、ニュース(NHK)
(3)皆さんの例を出して  本の内容 なぜ苦手か、国語教育(畑山博)、しつけ…自動販売機/プロレス(力道山)、報道からことばが乱れる
(4)結論 実際にどうしたらよいのか、「ことばのサイエンス」(日経)
・予備 痛風

《なお、これ以降の"()"は主題で、"・"はそれらを補足し、あるいは関連のものをさす》

*本橋さんとの出会い→本日、初めての講演となる…、

*本名で出した場合は、どうなるか

*本橋 游とは?→ペンネームの由来

便宜的に、その2

10月1日《本日》

結論
○報告書を短時間でまとめるには、どうしたらよいか。 余談…33歳、痛風の予兆 38歳、発作が起きる

今日は10月1日(土)

以上、メモはここで終っている。

 余談だが、日本雑誌協会に勤務していた時代(1982・10〜95・12)、"文章・漢字"関係について執筆したのは次の通りである(いずれも本橋 游)。
『らくらく文章ゼミナール』明日香出版社1983・06
「わかりやすい文章ゼミナール」『自己啓発』No.112日本HR協会1984・07
『どんな感字こんな漢字』評伝社〈共著〉1988・02
『漢字面白辞典』日本漢字検定協会〈共著〉1988・02
テキスト『わくわく3000漢字マスターコース』3冊、日本マンパワー1990
「あなたの個性を生かす文章表現とは」『自己啓発』No.153日本HR協会1991・05
『実践 短文の書き方』日本能率協会マネジメントセンター1993・08
テキスト「文部省認定 漢字能力検定 模擬試験集」日本マンパワー1993

 依頼先は明日香出版社・日本HR協会・評伝社・日本マンパワー・日本能率協会マネジメントセンターの5社だが、 明日香出版社と評伝社(日本漢字検定協会)をのぞき、事前にいずれも接点・面識はなく、書店等で私(本橋游)の本を見てとの連絡から始まっている。
 この種のものだけかもしれないが、依頼を受けるのは名のあるなしではなく、どれだけ特色のあるモノが書けるか、ということではないかと改めて思う。

 もう一つ余談だが、勤めながらの"アルバイト"禁止というところは多いだろうが、これらは仕事時間中に原稿を書いていたわけではない。 要は、自分の時間をいかに使うかであって、どのような生き方も否定されるべきではない。人生は、他人と同じことをやっていてはいけない。 さらに、一日は24時間、どのようにコントロールするか、だけのことである。 2008・01・04 橋本健午


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