良心的に なればなるほど 相手は つけ上がるのだった(1・19) | |
真実を語ること 自分自身を 甘やかしてはいけない(1・21 '64のテーマ) | |
十二歳の少年でも 愛されたい ということを知っている(1・23) | |
話しても 理解されないことは 話さなければ 余計理解できない(同) | |
個人の問題を 他人と 共有しようとは思わない(2・1) | |
知ろうとしてはいけない まず 感ずるのだ(2/6) | |
ユーモアはその場限りの 決して他人を害してはならないものである それは意味があってはならないし 他人を不快にさせてはならない 単純で明快で そして他人を楽しませるもの それこそがユーモアの本質である(2・10) | |
知的な深み その次に肉体的な魅力 順序を逆にしようと思えば すべての女と 寝なければいけない(2・12) | |
自分の行動は 他人のそれによって 制約されてはならない(同) | |
死はあまりにも 多くのものを奪う 愛 友情 信頼 それはすべてのものを奪う(3・4同級生(女性)の死について) | |
他人に対して 何者かであろうとすることの困難さ(3・16) | |
愛のみの 本当の愛はなく 憎しみだけ ということもない(3・26) | |
ぼくは十七歳のころ あんまり早く年をとるのが たまらなくいやだった 大人は判ってくれないと 叫びたかったからではなく 唯何となくいやだった(4・7) | |
二十歳を少し出たばかりで すでに五十歳の心を持っていた(5・2) | |
時には 親のない子のように(5・11) | |
"生きる"ことと"生活する"ということの 区別がつかない人がいる(同) | |
青年の 大きな欠陥の一つは 物事の両面を 見ないことである それ故に 深みを知らない(同) | |
自分の国に愛着が持てないのは悲しいことだ 私はこの国の歴史にも伝統にも 祖先にも親しみを感じない それどころか私はそれらなしに 突然生まれてきたかのように 思われて仕方がない(同) | |
人々が類を求めるということは もはや不可能になっている 表面的には親しそうでも それは偽りであるか 低い次元の交わりである(同) | |
個人は全て 別物である 決してお互いに 影響することはないであろう(同) | |
私が本当に 何を求めているかを 理解するものはいないだろうし 私自身もはや 理解してもらおうとは思わない(同) | |
政治的立場を 明らかにしないからといって 彼が何ら政治的意見を持っていないとは限らない 政治とはそう簡単に 御しやすいものではないのである(同) | |
私は遺書を 書かねばならない 遺書こそが すべての始まりなのだと 私は確信したのだ(9・20) | |
みんな兄の影響だと知ったとき 兄とは別々に 住まなきゃだめだと思った(9・27手紙に) | |
私は 模倣が 大嫌い である(10・2) | |
どうしてぼくは 自分に親切でないのだろう 何故他人に好意的なのだろう(11・3 詩の一部) | |
今は 心から落ちつくことが肝心だ それに 自分を見失わないこと(11・27) |