『心-こころ- 橋本健午のページ』「梶山季之資料館」

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 梶山季之没後30年 I. 梶山季之の"死"
梶山季之没後30年 II-1. その後の30年1985～1994《前》
梶山季之没後30年 II-2. その後の30年1985～1994《後》
梶山季之没後30年 II-3. その後の30年1995～2004
さらにその後 IV. 2005（平成17）年～

梶山季之没後30年II.その後の30年（2）1985（昭和60）年－1994（平成06）年

II、その後の30年〈2〉1985～1994

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II―2）1985（昭和60）年－1994（平成6）年

1985（昭和60）年

◎ 60･1･5夕刊東京新聞〈映画〉かわらばん「また"タコ"だって!?」 //「どうしてタコばかりなのよ」とおカンムリの田中裕子。松竹映画『カポネ大いに泣く』で鉄火はだの芸者を演じ、禁酒法下のサンフランシスコに乗り込んで「"三びきダコ"の小染だ、ふざけるない！」ともろはだ脱いでタンかを切る。 …鈴木清順監督少しも騒がず「梶山季之の原作にもきちんと書かれている。こっちが本家本元なんだヨ」

◎ 60･02［文庫］合わぬ貝／河出書房新社//表題作は31･12「新潮」掲載

◎ 60･03［文庫］ニッポン一匹狼／角川書店//「夕刊ニッポン」連載（←「ニッポン・一匹狼」）

◎ 60･06新潮45＋〈エピソード〉《夫人》家計簿の惨状で「梶山季之」回顧（梶山美那江） //「20年近くも前、1月、80万も飲むと書き立てられた夫。底なしの『男の財布』に右往左往させられた私の懐かしい数字のメモリアル。」とある

◎ 60･6･3週刊読書人〈話題〉「梶山季之死してなお驚異的な文庫部数」 //筆者（か）いわく、「梶山季之が死んで10年。今なお『ますますいい作品を書いてください』などという年賀状が来たり、『あれだけ活躍している作家が、どうしてテレビや週刊誌に出てこないのですか』と、いぶかる人があるという。 …これは文庫ブームがあずかって大きいが、それにしても60年5月までの文庫点数59、総発行部数1,062万（生前発行2点、11万5千部）は、現在活躍する作家と比較しても驚異的な数字である。……もっとも読まれたものは『と金紳士』（4巻）85万5千部、ついで『野望の青春』（2巻）40万4千部（ともに角川文庫）。……変な言い方だが、北方謙三と赤川次郎を一緒に詠む味わいを、彼の作品が持っているといえるかもしれない」。

◎ 60･06［アン］〈例文〉／『苦手な英作文がメキメキ上達する英訳したくなる日本語』／日本英語教育協会//「傷だらけの競争車」より

◎ 60･07［文庫］性欲のある風景／河出書房新社//表題作は33･02同人誌「新思潮」掲載

◎ 60･08［アン］海の殺戮／中島河太郎編『日本ミステリーベスト集成4 海洋編』／徳間文庫

◎ 60･08ミセス〈名前〉文士たちの墓碑めぐり〔瑞泉寺〕大宅壮一とその門下生の眠る寺（・・・） //＊「梶山さんの墓には、5月11日の命日にでも家族が供えたのか、ウィスキーが一本置かれてあった」。

◎ 60･10［文庫］ノンフィクション選集〔1〕日本の内幕／徳間書店//『日本の内幕』より

◎ 60･10〈名前〉山本容朗『作家の生態学（エコロジー）』文春文庫//（初出「かくしん」昭和59年4月号～10月号）

◎ 60･11［文庫］ノンフィクション選集〔2〕実力経営者伝／徳間書店//『実力経営者伝』より

◎ 60･11〈名前〉植田康夫『メディアの狩人時代のコンセプトをどう読むか』花曜社／「編集者の感性をどうシフトするか」（顔写真あり）「ジャーナリズムの活性化は可能か」 //後者のうち「ジャーナリズムの生理を知る人たち」に、昭和56年5月、七回忌に出た二人（週刊誌の仕事を長く続けた、梶山と児玉隆也）について

◎ 60･12［文庫］華やかな罠／祥伝社//角川書店39･05『都会の湖』を改題

◎ 60･12［アン］サラリーマンの故郷／??『丸ビルの世界東京』／かのう書房//原題:サラリーマンの故郷丸ビル物語

1986（昭和61）年

◎ 61･01［文庫］ノンフィクション選集〔3〕日本事件列島／徳間書店

◎ 61･02［文庫］ノンフィクション選集〔4〕昭和人物伝／徳間書店

◎ 61･03［文庫］ノンフィクション選集〔5〕ルポ戦後縦断／徳間書店

◎ 61･03〈人物評･論〉田中小実昌『オトコの気持ち』日本経済新聞社 //「やさしい男にご用心」のうち、「やさしいひと梶山さん」

◎ 61･03［文庫］胡桃割り人形／勁文社

◎ 61･4･21&28週刊読書人〈人物評･論〉「作家の素顔ある編集者の青春62･63」三木章（講談社フェーマス･スクールズ社長） //タイトル「62 生きいそいだ14年間―昭和50年45歳で逝った梶山季之氏」、「63 『噂』を責任編集で創刊―梶山さんの心意気示したが32号で休刊」

◎ 61･04〈写真〉文士の時代（林忠彦写真集）／朝日新聞社//83人の素顔

◎ 61･05ペンHIROSHIMA〈エピソード〉いま「梶山季之」を思う（大牟田稔） //この年3月末、東京で梶山夫人と会い、『黒の試走車』にまつわる話をしたり、広島に記念碑を建立すること、そして若き日の広島時代などを回想する

◎ 61･05［文庫］彫辰捕物帖／光文社//シリーズの一部のみ

◎ 61･06［文庫］日本女地図〈1〉京都の女／徳間書店

◎ 61･07［文庫］怪女赤頭巾／角川書店//原題『怪女赤頭巾譚』

◎ 61･07〈エピソード〉時には夫婦も過激です／斎藤茂太編『ちょっといい話隣の夫婦』知的生きかた文庫･三笠書房 //賢夫人と"浮気の3条件"について

◎ 61･07〈談話〉伊丹十三著『小説より奇なり』／文春文庫

◎ 61･08「波」〈名前〉45歳で死んだ人／「2百冊の散歩」 //200号記念特集「表現の未来」、表紙の筆跡シリーズについて他（梶山の場合、50･07／裸にて生まれて来たに何不足）

◎ 61･8･22夕刊：東京新聞〈映画〉河明中作品が中心『現代韓国映画』／★現代韓国映画特集//『族譜』（8･24,30スタジオ２００で上映）

◎ 61･9･3夕刊：東京新聞〈名前〉文化〈大波小波〉「文壇酒場」（夕子） //夕子いわく「風俗小説が小説としての昨日を失った理由の一つは、作家がバーに行かなくなったからではないか…」。渡辺淳一「ゴルフと酒と仕事を少々」（『文藝春秋』9月号「月間日記」）に関連して

◎ 61･09〈エピソード〉山田風太郎『人間臨終図鑑上巻』徳間書店／45歳で死んだ人//梶山季之（1930―1975）

◎ 61･09［文庫］日本女地図〈2〉銀座の女／徳間書店

◎ 61･10･25クロワッサン〈話題〉〈女の苦手な本の読み方〉大下英治さん女の人が苦手とする梶山季之さんの小説を読む //『赤いダイヤ』（上下）角川文庫

◎ 61･10〈エピソード〉第1話その日"桜田門"は雨に煙っていた／小松道男『マスコミ事件始末記名誉･人権･わいせつ』時事通信社 //昭和44年4月、週刊現代に連載中の梶山の小説「ああ蒸発」が途中で打ち切られた経緯について

◎ 61･10本の雑誌〈書評〉「戦後エンターテインメント･ベスト10」//『赤いダイヤ』〈全2冊〉角川書店･文庫版

◎ 61･12［文庫］日本女地図〈3〉札幌の女／徳間書店

1987（昭和62）年

◎ 62･01［文庫］歪んだ罠／勁文社//表題作は46･02「小説現代」掲載

◎ 62･01〈エピソード〉第2部1、ジャーナリズムを考える―週刊誌論、のうち「週刊ジャーナリズム時代の幕開け」／岩川隆『ノンフィクションの技術と思想』ＰＨＰ研究所 //昭和33年「週刊明星」創刊3か月後、皇太子決定のスクープに関する報道協定の"盲点"をついて、梶山が発表した「話題小説皇太子の恋」〈筆名：梶謙介〉を掲載した前後の取材などの経緯にふれる

◎ 62･02［文庫］日本女地図〈4〉博多の女／徳間書店

◎ 62･02［アン］銀座祭り殺人事件／??『東京銀座ミステリー傑作選』／河出文庫

◎ 62･02〈人物評･論〉小島直記『回り道を選んだ男たち』 //＊「梶山季之」で、梶山の担当だった雑誌記者の見た梶山像が、そして『人間的あまりに人間的な』（横川遼編）では、長部日出雄･岩川隆･田辺茂一が、梶山の心やさしさを語っていると紹介する

◎ 62･03［文庫］踏んだり蹴ったり／角川書店//表題作は46･08「オール讀物」掲載

◎ 62･03［文庫］女の螺旋階段（上･下）／祥伝社//講談社49･04『涙は拭かずに』を改題

◎ 62･3･18ダカーポ〈話題〉〈文庫本なんでも事典〉文庫本ファンよ!!「文庫化作家･男女別ベスト20」 //梶山季之は五木寛之と同じ73冊で14位。ちなみに1)松本清張168、2)笹沢左保121、3)森村誠一119。女性の場合は1)田辺聖子81、2)瀬戸内晴美75、3)曽野綾子63

◎ 62･04ＩＮ*ＰＯＣＫＥＴ〈人物評･論〉〈今月のエッセイ〉私の知らない「父」の話（梶山美季） //『わが鎮魂歌』の文庫化に関して。なお、この原稿によると、文庫の数は84冊（14位）

◎ 62･04〈エピソード〉民喜の詩碑陶板のこと／豊田清史『廣島随想』火幻社 //昭和26年11月、筆者と梶山が奔走して広島城跡の入口に建立して原民喜の詩碑陶板について

◎ 62･05［文庫］汚職さんずい／角川書店

◎ 62･5･28週刊新潮〈話題〉梶葉忌〈かじのはき〉／「男性自身」1206 //「…五月十一日（月）晴…今日は6時から新宿京王プラザで梶山季之の13回忌。梶葉忌。これはカジノハキと訓む。珍しく妻が参列したいと言う。文壇人の参加者150人というその数に驚くが、顔ぶれの豪華なのにも驚く。梶山の可愛がっていた若いジャーナリストたちが、いま局長になり第一線で活躍している姿を見せたかった。 13回忌で地元の広島のテレビ局が取材に来ていたが、こんな男は、めったにはいない。現在でもなお人気上昇中を実感する。玄人受けのする作家だった。（以下略）」

◎ 62･5･29ＦＲＩＤＡＹ〈グラビア〉早いもので作家梶山季之氏の「13回忌」昔のなかま「150人」が暴露した「とっておきの話」 //5･11京王プラザで。死後の文庫は119点、1300万部に（物故作家で1千万部を超えるのは吉川英治、山岡荘八など数名の由）。文庫作家の人気投票で9位、とある

◎ 62･05［アン］道文学館編『北海道文学百景』共同文化社//十勝平原"（『赤いダイヤ』より引用）

◎ 62･05〈人物評･論〉III つつがなく進める葬儀のノウハウ「"最後の流行作家"の客死」／榎本昌治「パーティー･葬儀で男をあげる本」ぱるす出版//梶山の人柄と、その葬儀･告別式について

◎ 62･06小説宝石〈人物評･論〉特別読物「最後の無頼派梶山季之――超流行作家の13回忌モニュメント小説」（大下英治）

◎ 62･06［文庫］遊戯の報酬／勁文社//表題作は41･03「小説現代」掲載

◎ 62･07〈解説目録〉光文社文庫文庫解説目録1987年版／5000万部突破記念 //『てやんでェ』（上下）『人妻だから』『囮』『狂った脂粉』『美男奴隷』の5点6冊

◎ 62･08［アン］人間文鎮／日本推理作家協会編『日本ベストミステリー選集2 死者のコーラス』／光文社文庫

◎ 62･08〈人物評･論〉山口瞳『英雄の死』新潮文庫／〈男性自身〉11月11日//

◎ 62･08創刊20周年記念号：国際商業〈人物評･論〉〈ずいひつ〉大下英治「梶山季之の油絵遺作『仏像』」//

◎ 62･08銷夏特別号･物故作家特集号「酒」［再録］「近ごろ私の酒」 //48･01〈エッセイ〉百杯のお茶より一杯の酒〔4〕〈新春随想･近ごろ私の酒･三十九人集〉の再録

◎ 62･09［文庫］すたらまんち―艶笑小説傑作集―／光文社//表題作は49･09「小説宝石」掲載

◎ 62･09ＢＯＸ〈作品紹介〉〔ＢＯＸ文庫6〕 //「本の世界は変わり続ける…、その変革…、トレンドのカルト（元祖）のような作家を一人、ＢＯＸ文庫目録に加えたいと思います。 ―梶山季之の作品であります。」として、『トップ屋戦士の記録』ではじまり、『朝は死んでいた』、『黒の試走車』『赤いダイヤ』、『と金紳士』『悪人志願』、『青いサファイア』『現代悪女伝』、『知能犯』『女の警察』、『せどり男爵数奇譚』『カポネ大いに泣く』、『頼山陽―雲か山か』、『李朝残影』『族譜』を取り上げる（筆者不明）

◎ 62･09〈人物評･論〉青地晨『同じことをみずみずしい感動で言い続けたい』社会思想社 //「梶山季之とノンフィクション･クラブ――有名人になっても態度の変わらぬ偉いやつ」

◎ 62･10小説宝石《夫人》〈つれづれエッセイ〉梶山美那江「梶葉忌を終えて」 //62年5月の13回忌や、学生アルバイトを頼んで作った原稿料を元にした「作品リスト」について ⇒『積乱雲梶山季之その軌跡と周辺』（1998季節社刊）に収録「梶山季之仕事の年譜年譜の行間」などをさす

◎ 62･11･7週刊東洋経済〈人物評･論〉〈ぱぶ〉人脈学「酒は見知らぬ店で未知の人間と飲め」下村澄（ニュービジネス協議会専務理事） //「作家･梶山季之追悼文集"積乱雲とともに"をいただいた」。そして、小島直記『回り道を選んだ男たち』で、梶山の担当だった雑誌記者の見た梶山像が、そして横川遼編『人間的あまりに人間的な』では、長部日出雄･岩川隆･田辺茂一が、梶山の心やさしさを語っていると紹介

◎ 62･11･19夕刊：東京新聞〈エピソード〉戦後文壇放浪記23「濃密な夜」（青山光二・作家） //昭和38年8月28日、十返肇が国立がんセンターで亡くなる前夜、銀座のバーで梶山とのこと。そして、梶山を含め何人もが追悼文を依頼されるが、千鶴子夫人が遺体に接吻したことも書いてとの注文だった。表題に接吻うんぬんの表現は用いないとの条件で引き受けたものの、「夫のなきがらに最後の接吻（くちづけ）を」となっていた。その後、夫の遺体に妻が接吻するのが流行った、という。///梶山の場合は、「完全に幸福だったある夫」（38･9･9「女性自身」〔6〕）

◎ 62･11《夫人》十返千鶴子『ひとり暮らしの老いじたく』エッセイ集／海竜社 //「亡夫の友人に支えられて生きた日々」に、梶山夫人の同様な発言を紹介

◎ 62･12〈人物評･論〉村上兵衛『歴史を忘れた日本人繁栄の行きつく先』サイマル出版会 //「梶山季之と人情」（60･5･14）、その前「有吉佐和子を悼む」（59･9･9）に、梶山が香港で客死したことも

1988（昭和63）年

◎ 63･01［文庫］残忍な紳士／勁文社//表題作は38･12･16「週刊文春」掲載

◎ 63･03妻たちの魔刻／祥伝社//集英社47･01『妖しい花園』を改題

◎ 63･03〈作品紹介〉水野重光『横浜と推理小説』近代文藝社 //Ｆ梶山季之作品『夢の超特急』新幹線汚職事件（角川文庫、1975年6月初版）

◎ 63･3･11特ダネ最前線〈引用〉梶山季之、三島由紀夫も密かに愛用した！究極の強精薬「カンタリス」の正体！男をやたら勃起させ女を悶絶させる幻の強精薬の成分!! //梶山の『ぽるの日本史』と三島由紀夫の『サド公爵夫人』に出てくる媚薬について、「この三島･梶山、両作家が密かに最高の媚薬として認めていたカンタリスとはなんだろう？」といい、さらに栄養学者の川島四郎･桜美林大学名誉教授とマンガ家サトウサンペイの対談を『食べ物さん、ありがとう』から引用。カンタリスとは、九竜虫というホタルのような甲虫だとのこと

◎ 63･4･1ａｎａｎ〈作品紹介〉特集「他人のセックスについて、知りたい。」／明るいもの、が絶対条件です。丸茂ジュンさん〈作家〉//『苦い旋律』（集英社文庫）

◎ 63･07［アン］将棋と私／文藝春秋編『「待った」をした頃将棋八十一話』／文春文庫

◎ 63･07〈写真〉林忠彦『文士の時代』／朝日文庫//（登場）

◎ 63･08文藝春秋〈広告〉信頼できるモノ･信頼のリース16 梶山季之の鞄（「日本リース」25周年） //デビュー作『黒の試走車』（光文社･昭和37年）の表紙写真の横に、「一見何の変哲もない鞄だったが、作家がこれを手にするまでは、夫人といくつ鞄屋のハシゴをしたか分からなかった。結局、これは特注品となった。原稿用紙がすっきりと納まるポケットがついているだけで、後は物がたっぷりと入るだけ。そんな鞄なのだが、まるで動く書斎のように、作家は鞄と旅に出ることが多くなった。書きかけの原稿、インク瓶、タバコ、ホチキス、ウイスキーの小瓶まで。無造作に放り込んでも許してくれるような大らかさに、もしや夫人の姿は重ならなかっただろうか」との説明が。

◎ 63･09［文庫］贋の季節／勁文社//表題作は42･10「オール讀物」掲載

◎ 63･09〈エピソード〉高橋呉郎『ブラウン管の中の企業戦争企業イメージをどう売り込むか』ぱるす出版 //〈企業〉カルピス：梶山季之と二日酔いにカルピスの効用について

◎ 63･11［文庫］黒の燃焼室／光文社//表題作は40･08「オール讀物」掲載

◎ 63･11〈人物評･論〉川村湊『ソウルの憂愁』／草風館 //「『京城』の憂鬱――少年たちはソウル〈都〉をめざす」…日野啓三･梶山季之･五木寛之･後藤明生･本田靖春らの中学時代を描く

◎ 63･12［文庫］「華麗なる復讐」／祥伝社//桃源社50･05『明日考えよう』を改題

◎ 63･12［アン］広島山紫水明のわが故郷／??『日本随筆紀行20 暮れなずむ瀬戸は夕凪』／作品社

1989（昭和64･平成1）年

◎ H1･01［アン］グラマー変じて／山口文憲選･日本ペンクラブ編『香港読本』／福武文庫／『浮気心の旅』より

◎ H1･01［文庫］サブの犯罪／勁文社//表題作は43･07「別冊小説現代」掲載

◎ H1･02［再録］「天国でもおさかん」／山藤章二『人間ころがし1 すごい人々』講談社 //「いまは亡き梶山季之さんの小説の中に山藤章子という名の女を発見した時はビックリした。 …梶山さん、天国でもおさかんだろうなァ」

◎ H1･02［再録］〈"再録"〉「・・・」／山藤章二『人間ころがし2 困った人々』講談社 //夕刊フジ連載エッセイ『梶山季之のあたりちらす』などに、挿絵ではないイラストレーションを描き続ける

◎ H1･03［文庫］とろんころん／光文社//表題作は42･01「小説現代」掲載

◎ H1･04［文庫］「蜜の味の復讐」／祥伝社//中央公論社47･07『甘い道草』を改題

◎ H1･04［アン］有閑マダムと少年／日本推理作家協会編『日本ベストミステリー選集5 残酷ロードショウ』光文社文庫//

◎ H1･4･14朝日グラフ〈名前〉リレー･エッセー「死」を語る「カーテン一枚あちらの世界の友に、いつかは会える日が来る」山崎朋子 //13年前の秋、アメリカ講演に同行した柴田錬三郎が、シカゴのうどん屋で、…にわかに肩を落とされ、「ああー梶山も、死んでしまって。――オレだって、長くはないと思う」と、呟かれたのである。 ……わたしは、思わず口を開いていた。「柴田先生、梶山さんはカーテン一枚あちらの世界に、一足お先に逝っておしまいになって、この先不明」

◎ H1･05問題小説：徳間書店創立35周年記念［再録］新宿の女／［愛と性の系譜］総力特集・官能古典派四天王が贈る『安酒場街ハモニカ横丁の欲情』

◎ H1･06［文庫］離婚請負業／勁文社//

◎ H1･06「アメリカ研究活性化」〈名前〉日本の前途[新世紀に向けて何を準備すべきか]／新世紀会･編／サイマル出版会 // ハワイ大学「ハミルトン図書館」にある"日本統治時代の梶山季之韓国コレクション"の記述

◎ H1･07［アン］黒の燃焼室／日本推理作家協会編『ミステリー傑作選特別編（1）1ダースの殺意』講談社文庫//

◎ H1･06中央公論［再録］巻末付録『中央公論』で昭和を読む3／〈解説〉藤原作弥//不思議な官庁･通産省〈昭和38年5月〉

◎ H1･08／・・・／色川部大･長部日出雄･村松友視･和田誠（絵）『戦後グラフィティ』／話の特集//

◎ H1･10［文庫］狙った女／勁文社//表題作は43･2･19「ヤングレディ」掲載（←「狙った女に」）

◎ H1･10［文庫］ある秘書官の死／光文社//表題作は41･07「別冊宝石」掲載

◎ H1･12［文庫］那覇心中／講談社//表題作は49･08「小説現代」掲載

◎ H1･12［文庫］呪われた寝室／祥伝社//

◎ H1…［再録］「天国でもおさかん」／山藤章二『人間ころがし1 すごい人々』／講談社 //「いまは亡き梶山季之さんの小説の中に山藤章子という名の女を発見した時はビックリした。 …梶山さん、天国でもおさかんだろうなァ」

◎ H1･02［アン］「4『実験都市』梶山季之広島市」／広島県監修『広島県文化百選6作品と風土編』／中国新聞社 //小説『実験都市』のさわり部分と、その舞台となった元ＡＢＣＣ（いま、放射線影響研究所）などについて

◎ H1･12･20（夕）東京新聞〈写真〉梶山季之「われの意の儘に行った猛烈人」／田沼武能『わが心の残像』 //「（『黒の試走車』の出た）翌年、東京･中野向台に移っていた氏を再び訪ねた。玄関のベルを押すと奥さんが娘の美季ちゃんを抱いて出てきた。二階の書斎にあがると、梶山氏はものすごい勢いでペンを走らせていた。その手の甲には、いくつもの灸をすえた跡があった」。

1990（平成2）年

◎ H2･05［文庫］あるヒモの告白／勁文社//表題作は41･12「小説現代」掲載

◎ H2･05月刊公論〈人物評･論〉●男のうた●丈夫、志あるも……／佐高信//

◎ H2･06将棋マガジン〈人物評･論〉ESSAY形のメモ帳6 天真爛漫、梶山流の攻め将棋（高橋呉郎）//

◎ H2･6･21週刊実話〈エピソード〉「オレが抱きたい女」豊田行二（作家） // 豊田のプロフィールに「昭和11年5月11日生まれ。…昭和43年に第32回オール讀物新人賞を受賞。当初は社会派ものを書いていたが、故梶山季之氏のアドバイスにより官能小説を手がけるようになる。その著書数はゆうに200冊を越え、いまや斯界の第一人者…」とある。

◎ H2･07［文庫］「美女の奸計」／祥伝社//

◎ H2･7･16東京新聞〈人物評･論〉「生」の軌跡―文芸記者のメモ帳から―「惨酷物語　週刊誌ブームの中で消耗」／石田健夫（文化部記者） //「梶山氏と初めて会ったのは、昭和42年の春さき。当時、仕事場にしていた東京･千代田区平河町の都市センターホテルへインタビューに出かけたのだった。」 …「『李朝残影』のような作品へのご注文は、あまりなくてね。どうしてもエンターテインメントが中心になる」（と梶山はいう）。 …「週刊誌ブームの時代、つまりはマスコミ化現象があらわになったとき、文学の消費財化が始まった。（略）」

H2･10小説新潮10月臨時増刊･時代小説大全集［再録］黒澤明／時代小説人物日本史明治、大正、昭和／黒澤明－「黒澤明」梶山季之 //表紙にサブタイトル風に「西郷隆盛から長島茂雄まで名作で読む、この120年の日本人」

◎ H2･11［文庫］乗取りの背景／徳間書店//表題作は43･02「別冊アサヒ芸能」掲載

◎ H2･12［文庫］狙われた密会／祥伝社//表題作は42･01「別冊小説新潮」掲載「湖底の賭」の改題

◎ H2･秋12号：季刊･将棋ペン倶楽部［再録］小説「詰将棋」梶山季之／〈解説〉「梶山と将棋」坂田稔//桃源社『実験都市』より（初出「天邪鬼」26･03第2巻第１号〔27〕）

1991（平成3）年

◎ H3･01［文庫］暗闇の女／光文社//表題作は38･7･8「週刊サンケイ」掲載

◎ H3･1･14文化通信〈人物評･論〉対談「フリー速記者生活35年1」塚本国男氏VS山口比呂志 //塚本「編集者で速記者に対しても、こちらが恐縮するくらい礼儀をきちっとされていたのは梶山季之さんですね」、山口「そうそう、あの人はトップ屋上がりで、苦労をしている人なんですよね。だからそういうのはわかるな。僕も亡くなるまで親しかったけどね。非常に気を遣う人で、腰の低い人だった」、塚本「そして、いやみがないんです」。

◎ H3･02［文庫］ある完全犯罪／勁文社//表題作は44･2･25「プレイコミック」掲載

◎ H3･02〈人物評･論〉田中小実昌『やさしい男にご用心』田中小実昌作品集2／現代教養文庫／社会思想社 //「やさしい男にご用心」のうち、「やさしいひと梶山さん」

◎ H3･04［アン］泥棒猫／関口苑生･香山二三郎編『短編ミステリー･コレクション一瞬の人生「仕掛けと謎」の楽しみ』講談社//

◎ H3･04〈写真〉文藝春秋編『わが心の残像（田沼武能写真集）』文藝春秋//添え文？「意の儘に行かしめよ」

◎ H3･05［文庫］「トップ屋戦士の記録無署名ノンフィクション』／徳間文庫//

◎ H3･05［アン］記憶喪失の日々／吉行淳之介編『また酒中日記』講談社//

◎ H3･6･2中國新聞〈話題〉広島の文学土壌づくりに貢献故梶山季之の碑を序幕〈中区〉 // 6･1広島における文学碑除幕式に関して

◎ H3･6･2毎日新聞〈話題〉梶山季之文学碑//文学碑除幕式に関して

◎ H3･06創刊5周年特大号:小説ＮＯＮ〈作品紹介〉命買います〔20〕、「白い技師」〔17〕、「心理的（新日本小噺のうち）」〔6〕、「會議に踊る」〔7〕//表題に「◎没後16年、梶山文学の原点が……発見！梶山季之未発表作品」 …今年は奇しくも17回忌に当たり、5月末、故人ゆかりの地・広島市で、「梶山季之文学碑」の除幕式が行なわれる予定です《現実には6月1日》

◎ H3･06創刊5周年特大号:小説ＮＯＮ〈人物評･論〉村上兵衛「梶山季之･流行作家へのみち」 //上記4編の解題と若き日の梶山についての一文である（8㌻）。「…（昭和33年前後）たまたま週刊誌戦国時代の幕開けで、私は『週刊明星』の創刊を手伝ってほしいと、頼まれた集英社の本郷保雄編集長のところに、梶山くんを連れて行った。この雑誌は、創刊のときは女性誌ではなく、オトナの一般誌である。／私じしんは週刊誌の仕事をやるつもりはなかったので、『これは何でもできる男』と梶山くんを極力推薦した。その帰りみち、彼が『私にできますかねえ』と心細そうに言うので、『できるさ』と私は言った。／その確信が、どこから出たものであるか、私にも解らない。しかし、私はすでに彼の社会事象に対する多様な関心を知るようになっていたから、ごく自然にそんな言葉を吐いたのだろう。／半年も経たないうちに、その特集記事の面白さ、キレのよさで『週刊明星に梶山あり』と知られるようになる。その忙しいトップ屋稼業のあいだにも、彼はじぶんの小説を書きつづけていた。ここに掲げた『命買います』も、おそらくそのころに書かれたものではないか。／私は小学館の相賀徹夫社長（集英社のオーナーでもある）に招ばれて、『梶山さんに小説を書くのをやめるよう、言ってくれませんか』と頼まれたことがある。『小説を書きつづけようという気持ちがあるから、いい仕事もできるんじゃないですか』と答え、話は私でとどめた。／梶山くんは、やがて『週刊文春』の創刊にあたってスカウトされる。このときも私は相賀さんから彼を引き止めてくれるよう頼まれたが、ことわった。ひとつは彼の待遇がわるいことを聞いていて、何度も担当者にネジを捲いたが、聞き入れられなかったことによる。そしてもう一つは、いま述べた経緯があったからで、私が嘴をさしはさむことではない、と判断した。／年表によると、彼は昭和34年から2年あまり『週刊文春』の外人部隊としてはたらいている。そのころの雰囲気は、『夢の超特急』の中で、編集長の田川博一、小林米紀氏らとの友情を含めて描かれている。トップ屋の経験によって、彼の関心の幅はさらに拡がらざるを得なかったが、それにしてもこの稼業を通算3年足らずで辞めたのは、彼のために賢明だったと言うべきだろう。（後略）」

◎ H3･06･15［単行本］《夫人》梶山美那江編『梶山季之のジャメー・コンタント（決して満足しない号）』／季節社 //エッセイなど未発表作品集（非売品）

◎ H3･06［アン］客の"秘密"は口外するな／常盤新平編『日本の名随筆酒場』作品社//「あたりちらす」より

◎ H3･07安藝文学59号〈人物評･論〉「鉱脈探訪5」（岩崎誠一郎） //昭和20年代後半、広島における「文芸復興」に奔走する梶山の姿とその作品などについて

◎ H3･8上旬号：キネマ旬報〈話題〉「梶山季之文学碑」〈広島発〉（奥田均）//文学碑除幕式と梶山作品の映画について

◎ H3･8.16毎日新聞〈話題〉梶山季之の記念誌を発行―未発表作品集も― //『梶山季之のジャメー･コンタント』と、梶山季文学碑管理委員会が記念誌『梶葉（かじのは）』の刊行を紹介

◎ H3･8･27中國新聞〈話題〉「文化」広島に建立故梶山季之文学碑記念の2冊子刊行未発表作収録人間像浮き彫り基金設立の構想も //『梶山季之のジャメー･コンタント』と、『梶葉』の紹介

◎ H3･08［文庫］男の誇り／光文社//表題作は41･01「別冊小説新潮」掲載

◎ H3･09［アン］黒澤明／『時代小説大全集6 人物日本史昭和』新潮文庫//

◎ H03･09〈写真〉文士の肖像（田沼武能写真集）／新潮社･とんぼの本//

◎ H3･09小説ＮＯＮ〈人物評･論〉ESSAY 大人の風（大下英治）//

◎ H3･10［文庫］あと始末屋／勁文社//表題作は46･08「小説宝石」掲載　

◎ H3･10月刊コミュニケーション〈交友〉終着駅心象34「花不語（ハナハカタラズ）」（奈良井聖） //送られてきた梶山季之文学碑建立記念誌「梶葉」から、広島時代の思い出など

◎ H3･11･9週刊ポスト〈書評･推薦〉コラム掲示板People「梶山クンのファンにこの1冊を」（佐野洋） //美那江夫人が編んだ『梶山季之のジャメー･コンタント』の紹介

◎ H3･12［文庫］男は度胸／集英社//表題作は45･01「現代」掲載

◎ H3･12［文庫］「愛人たちの昼と夜」／祥伝社//

◎ H3…〈弔辞〉「梶山季之」（吉行淳之介）／遠藤周作編『友を偲ぶ』／カッパ･ホームズ／光文社//1975･5･17芝･増上寺にて

1992（平成4）年

◎ H4･01［アン］映画にみる山口瞳氏／??『Kihachiフォービートのアルチザン』東宝出版事業室//

◎ H4･02［文庫］情事の部屋／勁文社//表題作は43･04「別冊宝石」掲載

◎ H4･4･19毎日新聞〈話題〉《夫人》広島に「梶山季之基金」夫人が設立へ原爆、朝鮮、移民問題…「夫のテーマ、集大成を」 //「梶山さんの命日に当たる来月11日に2千万円を拠出。関係者が編集委員会を設け、この三つの問題をテーマにした本を、毎年1冊刊行する計画だ。…美那江さんは『梶山が志半ばで亡くなったので、このテーマを集大成してもらえれば。今世紀中を目標に取り組んでいただきたい』と話し、編集委員会は来年から99年までに7冊発刊する」

◎ H4･05［アン］命買います〔20〕／日本文藝家協会編『現代の小説1992』徳間書店／初出「小説ＮＯＮ」（H03･06祥伝社）//

◎ H4･06［文庫］暗い花道／徳間書店//

◎ H4･06［文庫］夜の専務／勁文社//表題作は43･04「別冊小説現代」掲載

◎ H4･06オール讀物〈色紙〉〔書評〕胡桃沢耕史『天地紙筒之説』文藝春秋刊//「人生をしぶとく生きる」と、評者・亀岡修は冒頭に記す。「作家・梶山季之が生前、色紙に好んで「人生だァ！」という言葉を書き記していた。溌剌たるその人柄とその作品をよくあらわしているその言葉は、本書に収められた7つの短編の読後感にそのまま使えそうだ」

◎ H4･06〈作品紹介〉「Ⅲ 経済小説に見る会社の実態」のうち、梶山季之『黒の試走車』／佐高信『豊かさのかげに「会社国家」ニッポン』岩波ジュニア新書//

◎ H4･07［文庫］「魔性の女たち」／祥伝社//

◎ H4･09創刊45周年記念号：小説新潮〈名前〉対談「老イテ益々耄碌四十五歳の砌篇」（吉行淳之介VS山口瞳）//

◎ H4･09創刊45周年記念号：小説新潮〈人物評･論〉「忘れえぬ文士たち梶山季之　現代の英雄豪傑」田中小実昌 //第2回噂賞受賞にまつわる話、『噂』で中野新橋での今東光氏との対談、新宿･銀座のなじみのバーでの思い出、「文壇野良犬の会」、広島と梶山など、"現代の豪傑"ぶりを語る

◎ H4･10［文庫］人生だあッ／集英社//表題作は44･02,03「小説新潮」掲載

◎ H4…〈写真〉101 SERIES『銀座101人』／時事通信社//「65梶山季之」

◎ H4…〈作品紹介〉「朝鮮への愛着と傾ぎ―梶山季之の小説李朝残影など―」／磯貝治良『戦後日本文学のなかの朝鮮韓国』大和書房 //オビに「いま問われている日本人の朝鮮認識を、文学作品の中に見る」。司馬遼太郎･遠藤周作はじめ38人の作品を批評し、総数80人余の作品にふれる

1993（平成5）年

◎ H5･03［文庫］踏んだり蹴ったり／勁文社//表題作は46･08「オール讀物」掲載

◎ H5･08〈アン〉ギャンブラー／石川喬司･結城信孝編『ギャンブル小説傑作集黄金の腕〔ルーレット〕』／光文社文庫 //1984『黄金の指』改題

◎ H5･09［文庫］「通り魔」／勁文社//表題作は44･07「小説宝石」掲載（←「ああ、通り魔」）

◎ H5･10問題小説･増刊［再録］ベトベトの女／官能好色全集◎愛と性の系譜 //見だし風に「好色力篇　慕い、求め、抱かれて濡れる欲深き官能の狩人たち」。この「◎愛と性の系譜」は他に川上宗薫「第三の男」、北原武夫「背徳の香り」、今東光「痩せた娼婦」の3人。なお、グラビアは故人作家の思い出の写真（「旧京城中学校の正門前にて」）と、夫人たちによる説明文がある

◎ H5増刊･小説宝石［再録］うーばんげか／今宵も艶夜一夜お好み！官能傑作18人集　掛け軸を持ち上げると「うーばんげか」 //（50･02「小説宝石」掲載＜日本縦断･艶笑千夜一夜＞）

◎ H5増刊･小説宝石〈名前〉今宵も艶夜一夜「戦後、官能小説のサムライたち」（山本容朗･文芸評論家）//

◎ H5《夫人》「江戸の敵を長崎で討つ」／戸谷高明･監修『文芸作品例解故事ことわざ活用辞典』創拓社 //梶山季之『罪の夜想曲』解説より（美那江夫人）

1994（平成6）年

◎ H6･02［文庫］破廉恥な女／勁文社//表題作は43･08「問題小説」掲載　

◎ H6･02［アン］実験都市／磯貝英夫責任編集『ふるさと文学館（第40巻）広島』ぎょうせい//

◎ H6･上：ペンHIROSHIMA･広島ペンクラブ45周年記念号〈エピソード〉ひれふした作家（堀ちず子） //梶山の友人であった韓国の作家･韓雲史の若き日、および戦後日本から最初に訪韓した梶山と韓雲史の出会いのこと。『李朝残影』『族譜』などについて

◎ H6･11･23毎日グラフ･アミューズ／達人ルネッサンス～Back to The Past〈12〉梶山季之//グラビア特集

◎ H6･11･26読売新聞〈話題〉《夫人》「原爆忌はるかに」資料館へ梶山季之基金が寄贈洋画家･新延さんの大作 //新延さん「原爆50回忌の歳月と広島に生まれた者の使命を感じながら描いた。若い人に見てもらい平和や人類愛を感じ取ってほしい」

◎ H6･11･29中國新聞〈話題〉《夫人》被爆地愛と祈りの姿描く原爆絵画贈る日展評議員の新延さん作広島市に「梶山基金」 //美那江さん「被爆したたくさんの方々への追悼の気持ちを込めて贈りました」とあいさつ

◎ H6･11･29朝日新聞〈話題〉《夫人》「原爆忌はるかに」贈る梶山基金「資料館」に新延作品//

◎ H6･11･29毎日新聞〈話題〉《夫人》「原爆忌はるかに」寄贈梶山季之基金原爆資料館に西区の画家新延さんの大作//

◎ H6･11･29読売新聞〈話題〉《夫人》「原爆忌はるかに」除幕式資料館梶山夫人らが出席//

◎ H6･12［アン］不思議な不思議な日本映画界／『ベスト･オブ･キネマ旬報下THE BEST OF KINEMA JUNPO 1976-1993』キネマ旬報社//

◎ H6…〈人物評･論〉／第3章のうち「梶山季之の友情」ほか8箇所に／立川談志『酔人･田辺茂一伝』講談社//

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