著作等
橋本 健午の著作
幻の海軍慰問雑誌『戰線文庫』 日本出版社2005年7月8000円+税
内容 昭和13年9月から、20年の終戦間際まで発行されていた月刊誌『戰線文庫』。その第3号(238ページ)および第53号(200ページ)を完全復刻し、 他の各号から表紙と目次、そしてグラビアや記事等をピックアップした1冊(496ページ)をセットにしたもの。 私はその編集作業と解題・解説を担当した。
<戦後60年企画>発掘!戦中の日本/推選…「この幻の軍用雑誌の復刻によって、戦前・戦時下の国民意識をさぐることが可能になった。」保阪正康(ノンフィクション作家)
これに関連した執筆・取材・コメントなどは、『戰線文庫』を参照のこと」
『発禁・わいせつ・知る権利と規制の変遷―出版年表―』 出版メディアパル2005年4月1500円+税
内容 対象期間:明治初年(1868)前後から2004年まで約140年間
第1章 総論(表現の自由とその限界/近代日本の法整備について)
第2章 戦前編(1868〜1945) 第3章 戦後編(1945〜2004)
〔この二つの章では、(1)法律と(2)メディア等の規制〈発禁ほか〉、(3)出版社の創業や(4)ベストセラーなど出版業界、 (5)事件事故と(6)社会の動き、(7)「わが国初の…」、(8)流行り言葉、などについてふれた。とくに後者では、 刑法175条に抵触しない(9)"有害図書"と(10)青少年条例の制定、その(11)規制などについて若干の(12)用語解説を施した〕
第4章 出版界の現状(クイズとデータ)と倫理綱領その他について
索引:約600項目(上記2,3章の(1)〜(12)をもとに作成。(5),(6)の例「地震・震災」「ノーベル賞」「自殺」「国益」「うさぎ」など)
読者対象:出版はじめメディアにかかわる若い人向けとしたが、単に出版に限定せず、かつ政治や社会の動きも入れ、 その時代はどんな状況だったかと、立体的に"読む"年表をと心がけた
《たとえば、自分の生まれた年には何があったか? どんな本がベストセラーだった? 流行り言葉は? など、 「自分史」を書こうとする方にも使えるものともなりました》
書評・紹介 『文化通信』(4/11号) /『新文化』(4/21号)/『ダ・ヴィンチ』(6月号〈5・6発売〉)「今月の注目本 独断と偏見だけど 厳選130」 /『出版ニュース』(5月中・下旬号)
トピックス 小学館で"倫理"関係者用に採用。 同じ05年7月末、アメリカ議会図書館とアイオア大学、ハーバード大学の図書館などから注文が入るという知らせが届く。
関連執筆 《出版倫理》の項あるいは《仕事・年別》の項参照
『白書 出版産業―データとチャートで読む日本の出版―』日本出版学会編 文化通信社2004年5月2500円+税
内容 原稿の執筆、編集、製作、流通、 購読までの出版行為のプロセスだけでなく、それらを理解するために欠かせない事項や、 出版を産業として理解するために、データとチャートで解説。日本出版学会会員による共同執筆で、10項79件からなる。 「49有害図書の指定状況」「50出版物のワイセツ裁判」を担当。
『有害図書と青少年問題―大人のオモチャだった"青少年"―』 明石書店2002年11月2800円+税
内容 戦後の少年たちをめぐる政治や社会状況と並行して、 出版物の果たした正負の役割、また規制強化を求める育成者たちの実態を追ったノンフィクション。 "有害図書"はなぜ少年非行と結びつけられるのかという問題に結論を見出した…。それは学者の頭の中にしかない"概念"であった。
トピックス 渡辺 真著『現代青少年の社会学 対話形式で考える37章』(世界思想社2006・09)の第34章で本書をテキストに、 「有害図書問題について」の問答が記される。
『韓国・朝鮮と向き合った36人の日本人-西郷隆盛、福沢諭吉から現代まで-(舘野 晢編著) 明石書店2002年4月2000円+税
内容 教科書問題をはじめとする様々な問題を抱える中、 今後ますます深まっていくであろう隣国との関係。今、私たちは過去の日本人が韓国・朝鮮に対し、何を考え、何をしてきたのかを知るべきである。 本書では近代から現代に至る36人の日本人を生年順に取り上げ、隣国との交流史を改めて検証する。
「内田良平」 「梶山季之」の項を私が執筆。
トピックス 06年08月、本書の続編『36人の日本人 韓国・朝鮮へのまなざし』(2005・02)を合わせ、72人の"人物論" として 韓国・ハンギル社より『あのとき、あの日本人たち』が翻訳出版される。
会社や職場で必要とされる言葉づかいとマナーが3時間でマスターできる本』 明日香出版社2001年3月1000円+税
内容 きちんとした”あいさつ”をしたいと思っても、その場にふさわしい言葉づかいができるか、 またその時、どのように振舞えばよいかと迷うものである。本書は若い人たちが社会人として恥をかかないための、 その場その場にふさわしい態度、振る舞い、そして”言葉づかい”に関するマナー集である。
『雑誌出版ガイドブック』 日本エディタースクール出版部2000年4月1500円+税
内容 雑誌はどのようにして作られ、読者の手元に届くのか、 雑誌出版の具体的な編集工程や仕組み、業務内容、流通形態などの現況をわかりやすく解説。編集者の仕事をはじめ 雑誌出版の全体像を描き出し、マスコミ志望の大学生、出版社の新入社員に最適のガイドブック
書評 『全国書店新聞』(4/26号)/『文化通信』(5/1号)/『ダ・ヴィンチ』(6月号)/『出版ニュース』(6月中旬号)/『新聞研究』(6月号)
トピックス 小学館で新人教育用に採用。名古屋・淑徳大学のジャーナリスト関係講座のテキストとして採用。
20世紀の群像3『バーコードへの挑戦−浅野恭右とその時代− 日本経済評論社1998年10月2000円+税
内容 シロクロの縞模様バーコードはどうして普及したか。 ハード・ソフトメーカーの開発、チェーンストアなど小売業、電気や医薬品など各業界での活用。 コンビニの隆盛でわれわれの生活も変化した。しかし、通産省のお声掛かりも遅々として進まなかった、 その普及啓蒙の陰の屈折も数々。流通システム近代化の要、バーコードとPOSシステム導入をめぐる ”旗振り男”と多くの関係者が織りなすドキュメント
書評 『通産新報』(10/25)/『コードセンターニュース』(11/1号)/『日本経済新聞』(11/8)/『日刊ゲンダイ』(11/10号)/ 『東京新聞』(11/15)/『出版ニュース』(11月下旬号)/『西日本新聞』(11/25)/『週刊読書人』(12/4号)/ 『流通とシステム』(98号、98冬季特大号)/青山ブックセンター推薦図書(ビジネス)
『布川角左衛門事典』(日本出版学会編) 日本エディタースクール出版部1998年2月4700円+税
内容 『日本出版百年史年表』による菊池寛賞受賞などで 内外に知られた出版界の長老、故布川角左衛門氏の広範な業績を関係者が執筆。出版界の「賢人」の活動に見る 本と出版の世界の貴重な記録である。「青少年育成国民会議」「東京都青少年健全育成審議会」の項を私が執筆。
『わかりやすい仕事文を書く』 明日香出版社1998年1月1300円+税
内容 パソコン、インターネットの普及で、文書形態が急速に変わりつつある昨今、 改めて問われるのが文章を書く力。常識など文章以前の心がけと、事例を中心とした文章作成のコツについて、 わかりやすく解説。年配者に適切なアドバイスを受けられない、仲間には恥ずかしくて聞けないというビジネスマン向け。
20世紀の群像1『梶山季之』 日本経済評論社1997年7月1800円+税
内容 トップ屋、社会派、流行作家、創刊号男、ポルノ作家…… さまざまな異名をとり、駆け抜けた十数年。助手の目から見た作家梶山季之の実像に迫る
書評 『産経新聞』(7/27)/『週刊文春』(7/31号)/『日刊ゲンダイ』(8/2号)/『出版ニュース』(8月中旬号) 『日本経済新聞』(8/10)/『東京新聞』(8/10)/『サライ』(9/4号)/『週刊読書人』(9/5号)/『ダ・カーポ』(9/17号)/『北海道新聞』(9/14) /『夕刊フジ』(9/17号・著者インタビュー)/『WEDGE(ウェッジ)』(10月号)/『本コミュケート』(10月号) …詳細は「U、その後の30年〈3〉1995〜2004」の"1997(平成9)年"の関係項をご覧下さい。
読者の感想 「外部の人間からは、とても新鮮な梶山季之像が見えてきます」、「梶山季之の本当の姿が分かる興味尽きない本」、 「私も世俗的な見方しかしておらず、そのような印象しかなかったが、幅の広いジャンルをものにできる作家であったと初めて知りました」。 そして、若い友人から「近ごろでは見られなくなった花のある作家の実像に接し、その人間臭、時代が生んだ卓越した才能に感動しました。橋本さんご自身、よき人に巡り会え、 よき青春期を過ごされたことと思います」、またある東大名誉教授から「その才能と人柄の優しさに惹かれて(梶山の)ファンである小生にとっては嬉しい本でした。 さすがに日本語も練れているし、著者の終始謙虚な態度も立派だと思いました」。
『父は祖国を売ったか −もう一つの日韓関係− 日本経済評論社1982年7月1400円
内容 明治43年、日韓併合の際、韓国の国士李容九(り・ようきゅう)は日本に利用され、 挙句に”売国奴”といわれた。その父の汚名をそそごうと、日本女性と結婚した遺児・大東国男は戦後日本で奔走するが…。父子二代にわたる日韓関係史
書評 『毎日新聞』(7/12)/『アサヒ芸能』(7/29号)/『週刊読売』(8/1号)/ 『実業の日本』(8/15号)/『現代』(9月号)/『高校教育展望』(9月号)/『第三文明』(1983年1月号)
『熱球のポジション −”日米大学野球”の青春譜−(石井連蔵監修・上田偉史氏と共著) 情報センター出版局1980年12月980円
内容 この年9回目を迎えた日米大学野球で、アメリカに渡った原辰徳、岡田彰布、野口裕美、平田勝男、大石大二郎らの青春群像を紹介しつつ、 「学生とスポーツ」、「日米学生野球ここが違う」等、資料とともに学業と野球の両立を探る

本橋 游の著作
『実践 短文の書き方』 日本能率協会マネジメントセンター1993年1300円(税込)
内容 200字程度の短文が書ければ文章力は飛躍的に向上する。 手紙、企画書、案内文、宣伝文句…。あらゆるジャンルの文章を添削しながら、50の鉄則と15のポイントを具体的に伝える。
『どんな感字こんな漢字』(坂田稔氏と共著) 評伝社1988年1000円
内容 1.知っていて当然、日本人の常識漢字 2.漢字は仕組みを知れば自然と覚える 3.雑学感覚で漢字力を養おう 4.挑戦−たった一字と甘く見ると 5.挑戦−漢字結合の基本、二字熟語 6.挑戦−三字熟語は漢字博士の登竜門 7.挑戦−真打登場、四字熟語など、 楽しみながら漢字・熟語を覚える本。
『らくらく文章ゼミナール』 明日香出版社1983年980円
内容 書くのは苦手で、ペンを持つのはどうも… そんな文章オンチの方へ。うまく書こう、芸術的な文章をと思う必要はなく、要は短くわかりやすく、 相手に自分の意志を伝えればよい。それには200字もあれば十分。同じように悩んだ筆者が”悪文”を反面教師として、 体得した文章作法。
『マルコ・ポーロの冒険』(上巻のみ) 勁文社1979年650円
内容 今から700年以上も前に、ヨーロッパからアジアへと ユーラシア大陸を横断したマルコ・ポーロ。その旅は親子の愛情を模索するところから始まった。 父とともに、父の足跡をたどる旅、その厳しさの中で、マルコは自分に脈打つ父の血を知るのだった。 少年から”男”へと成長するマルコ…。NHKテレビと同時進行の文庫版。

本橋 游のその他の活動
文部省認定 漢字能力検定 模擬試験集 問題集執筆1993年日本マンパワー発行
本・出版関係について(13回連載) コラム執筆1990年〜91年北海道新聞・書評欄
わくわく3000漢字マスターコース(1〜3巻) テキスト執筆1990年日本マンパワー発行
文章の書き方について 講演1983年10月岐阜・損保鑑定士協会年次総会


お問合せは・・・ kenha@wj8.so-net.ne.jp